助成団体という第三者から支援を受けるわけですから、そのためには相手の理解を得る必要があります。
なぜこの事業を行いたいのか、どのように事業を行うのか、そのために、どのような助成をして欲しいのか、社会的にどのような必要性があるのか、などを考えその上で助成団体をさがしてください。
このページ以外にも助成情報は、新聞や広報紙、チラシやポスター、ウェブサイトなどで得ることができます。毎年、同じ時期に同じ助成があることもありますが、臨時の助成や新規の助成を募集する場合もあります
同じ助成先でも内容が変わる場合があるので、丁寧に調べることが必要です。また、グループの活動目的や活動内容が、助成する側の想いに沿っているかを照らし合わせることも大切です
詳細についてはE-mail、郵送、電話などで資料を請求します。資料請求の際、「どのような活動を行っていますか?」など、活動概要をきかれることもあるので、明確に伝える準備をしておかないと、その場で断られてしまうこともあります。
募集要項をよく見ると、応募先が重要視したいことの説明が記載されています。
助成団体の発行する広報紙や、ホームページに掲載されている過去の助成実績からは、どんな事業が助成対象となっているのか助成の意図がさらに良くわかります。
申請書作成のポイントは、これらの情報を分析して、申請する事業によって、助成団体が期待する効果をもたらすことができる、など明確に説明することが大切です。
助成団体は、この事業によって、どのような効果が得られるのか、事業実施後の発展性や継続性はどうか、などの視点に立って審査をするので、事業が助成の趣旨に沿っており、どのような方法でどのようなスケジュールで実施するのか、というような具体的な提案を示すことが大切です。
申請書の作成は、団体の特徴、これまでの活動実績や申請事業を遂行できる能力など、アピールできる点を限られたスペースで伝える必要があります。
また、申請書だけで、事業の全容がわかるように簡潔に記載することが大切です。
必ずしも細かく、たくさん書いているものが良い申請書とは限りません。
申請書を確認する担当者は、通常、申請書を見る段階で申請してきたグループのことをはじめて知ります。
申請書を作成したら、団体以外の第三者に内容の確認をお願いしてみることも有効な手段です。
申請書を提出する前には、必ず申請書のコピーをとりましょう。
後で助成団体から問い合わせがくることがありますし、次に助成金を申請する際の参考にもなります。
また、締め切りは、必着と消印有効の区別があるので注意してください。
助成金にはさまざまな制約があるので、申請した費目に沿って使用するように注意してください。
ノウハウを蓄積するなど、団体のステップアップにつなげましょう。
はじめは小額の助成金から始めて、徐々にステップアップし、マネージメント能力をつけましょう。
助成金プログラムの性格を見極め、プログラムに応じた使い方をしましょう。
メンバー、事務局も含め助成金の申請を組織発展の機会にしましょう。
第三者に伝える能力を養うチャンスにしましょう。
助成金の申請はあきらめずに何度もチャレンジしましょう。